2000系気動車はJR四国が試作車両「TSE」での性能試験を経て平成2年から土佐くろしお鉄道と共に導入した世界で初の振り子式気動車です。その後継となるN2000系は平成7年に先行試作車が、また平成9年に量産車が登場しています。
本形式は運転台を備えた非貫通車で半室グリーン車の2000形、中間車2200形(N2500形)のほか運転台を備えた貫通車である2100(N2400形)、2150形(N2450形)があり、2000形と2150形に振り子制御装置を搭載しています。また各車に330PSエンジン2台(N2000系は350PS)を搭載しており、最高運転速度は2000系が120km/h、N2000系が130km/hで、登場以来、予讃線、土讃線及び高徳線の特急列車に充当されています。
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